新型モデルデビューも先代でも普遍的デザイン堪能
ホンダの乗用車の原点である『N360』をモチーフデザインに開発された「NーONE(エヌワン)」。可愛らしいエクステリアに加え、飽きのこないシンプルながら個性を主張するインテリアは、デビュー以降安定的なシェアを獲得している。
昨年11月フルモデルチェンジし、いよいよ新型モデルが市場に出回り始めたNーONEはパワートレイン、プラットフォームを刷新し、さらに完成度を高めているなど評判は上々だ。しかしながら、エクステリアデザインは一見では違いがわからないほど先代を踏襲しており、モデルダウンした先代モデルであっても、この普遍的で魅力あるエクステリアは堪能できる。
2012年デビューかつ多様なグレード展開ゆえ、幅広い価格帯で選択が可能となっている先代NーONE。カラーバリエーションも豊富なのも魅力で、タイムレスデザインを謳いながらも、カラーで個性を表現できるのも嬉しいポイントと言える。
「プレミアム」、「RS」などの上位グレードは未だ強気の価格設定ではあるが、フルモデルチェンジした今後の価格変動には注目。ユーザーのニーズに応じて、さまざまな使い方ができるNーONEだが、街乗り&通勤メインであればリーズナブルさに利点のあるスタンダードグレードの選択もあり。走りを体感したいなら「ツアラー」などターボ搭載モデルをオススメしたい。
▼ホンダ N-ONE プレミアムツアラー 4WD SPECIFICATION
全長×全幅×全高:3395×1475×1630㎜
車両重量:920㎏
ホイールベース:2520㎜
エンジン種類:水冷直列3気筒DOHC12バルブターボ
総排気量:658㏄
最高出力:64ps(47kW)/6000rpm
最大トルク:10.6kgf・m(104N・m)/2600rpm
JC08モード燃費:23.0km/L
サスペンション前:マクファーソン式
サスペンション後:ド・ディオン式
ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク
ブレーキ後:ドラム(リーディングトレーディング)
タイヤサイズ:165/55R15 75V
乗車定員:4名
▼ホンダ N-ONE(先代モデル)
相場価格
H24~R1年
30~164.8万円
(Mj-net調べ 2021年1月10日現在)
相場もかなりこなれてきており、50万円以下のモノも決して珍しくはなくなってきた。人気はプレミアム、ツアラーだが、割安感があるのはスタンダードグレード。
▼ホンダ N-ONE 変遷
H24年11月 初代N-ONEがデビュー
H26年5月 マイナーチェンジをおこなう
H26年11月 「SS(鈴鹿スペシャル)パッケージ」を設定
H27年7月 内外装の意匠変更を行うなどマイナーチェンジ
H29年12月 タイプ体系を刷新するなど3度目のマイナーチェンジ
R2年3月 初代モデルの生産終了。翌月に販売も終了
R2年11月 現行型N-ONEがデビュー
▼ENGINE
ターボ付きのツアラーは力強さで走りの面でもアピール
水冷直列3気筒DOHCエンジンを搭載。自然吸気をベースに、「ツアラー」ではターボを備え、走りの良さもアピール。
▼RUNNING
トールワゴンながら低重心で走りもグッド
トールワゴンに分類されながら、低い重心で走りの良さも長所のひとつ。ワンメイクレースのベース車両にも選ばれるほどの安定感。
▼UTILITY
後席の座面を跳ね上げれば背の高い荷物の積載も可能
フィットなどにも採用されている後席の座面は跳ね上げシートを採用。高さのある荷物の積載も可能で使い勝手も◎。
▼INTERIOR
インテリアの質感高く、個性的なデザインで魅せる
エクステリアに負けず劣らず、インテリアデザインもポップで個性的。質感も高く、プレミアム感あり。前席はベンチシートを採用している。
▼EXTERIOR
名車“N360”をモチーフにしたデザイン
愛嬌たっぷりのフロントマスクはどことなくレトロさが漂うが、それもそのはず。エクステリアデザインはホンダ初の市販軽乗用車「N360」をモチーフにしているから。全体的なシルエットも一般的なトールワゴンより重心が低く、洗練されている印象が強い。
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