スバル初のハイブリッドモデル “燃費が良い”だけじゃない
スバル初のハイブリッドシステム搭載の2代目スバルXV。クラストップレベルの高い安全性能を誇り、高電圧バッテリーなどの配置を、スバル独自のシンメトリカルAWDレイアウトの持つ低い重心高、優れた重量配分を生かした設計とすることで、高い運動性能を実現している。
車内に目を移せば、インパネが低く、フロントピラーは適度な位置にあり広くクリアな視野が得られている。ハザードスイッチがインパネ中央上という絶好の場所をキープした上で、立体感を強調した形状になっている。
ハイブリッド車に欠かせない5.5kWhのバッテリーは荷室の床下という低い位置に要領よく収納したおかげで、ガソリン車と同等の重心高はもちろん、荷室の利便性にも貢献。リアにバッテリーを搭載しながらも荷室にはガソリン車と遜色のない実用性を確保している。後席は6:4の分割可倒式で高身長の人でも十分過ぎる室内空間を備えている。また、EVモードでの走行中ではメーターパネル内のインジケーターが点灯する。
もちろん、スバル独自の水平対向エンジンの力強さに加え、機動性や走破性に優れたフルタイム4WDでアウトドアユースでの実力も十分。“燃費がイイ”だけでは決して満足しないファンの期待に十分応えられる一台と言えるだろう。
▼スバル XVハイブリッド 2.0i-Lアイサイト SPECIFICATION
全長×全幅×全高:4450×1780×1550㎜
車両重量:1410㎏
ホイールベース:2640㎜
エンジン種類:水平対向4気筒DOHC16バルブ
総排気量:1995㏄
最高出力:150ps(110kW)/6200rpm
最大トルク:20.0kgf・m(196N・m)/4200rpm
JC08燃費:16.2km/L
サスペンション前:ストラット式独立懸架
サスペンション後:ダブルウィッシュボーン式独立懸架
ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク
ブレーキ後:ディスク
タイヤサイズ:225/55R17
乗車定員:5名
▼スバル XVハイブリッド(現行モデル)
相場価格
H25~29年
119.9~179.9万円
(Mj-net調べ 2023年1月10日現在)
現在の中古車市場においては決してタマ数は多くないが、先代モデルはかなり相場はこなれてきている。
▼スバルXV 変遷
H22年6月 インプレッサの派生モデルとして「インプレッサXV」の名称でデビュー
H24年10月 フルモデルチェンジ。名称も「スバルXV」に変更
H25年6月 ハイブリッドモデルのXVハイブリッドを発売開始
H27年10月 マイナーチェンジをおこなう
H29年5月 3代目にフルモデルチェンジ
R4年11月 次代モデルとなるクロストレックの先行予約が始まる
▼INTERIOR
スバルらしい堅実なインテリアデザイン
インパネまわりのデザインはガソリン仕様車とほぼ同じ。スバルらしい重厚感のある堅実なデザインだ。
▼ENGINE
力強い水平対向エンジンに優れた燃費性能が加わる
スバルの“お家芸”である力強い水平対向エンジンをハイブリッド化。優れた燃費性能も兼ね備えた。
▼UTILITY
ハイブリッド化での弊害は最小限に
バッテリーの積載位置を工夫することでラゲッジなどへの収納容量への弊害は最小限に抑えられている。
▼RUNNING
エコなだけじゃない力強い走りも大きな魅力
ハイブリッドでエコな性能を手に入れながらも、走りの性能はさすがスバル。力強さだけでなく、シンメトリカルAWDで走破性も十分だ。
▼EXTERIOR
黒色パーツでよりアクティブな個性を演出
インプレッサスポーツをベースにしながらも、最低地上高を上げるとともに、フロントバンパーからホイールアーチ、サイドシル、リヤバンパーと黒色パーツを連続させることでスタイリングを引き締めてSUV感を演出。よりアクティブな個性を放っている。
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