相場は100万円代前半〜 ハイブリッドモデルもお得感
H27年の現行モデルデビュー以来、常に高い人気を保ち続けているコンパクトミニバン、トヨタ・シエンタ。
何と言ってもその魅力はお手軽サイズのコンパクトボディながら、3列シートの7人乗りパッケージを実現したところ。また、ガソリンモデルに加えてハイブリッドモデルもラインナップ。燃費性能にも優れ、あらゆる面での使い勝手の良さからファミリー層に絶大な人気を誇っている。
今年9月にマイナーチェンジがおこなわれ、現在の中古市場に出ているモノはいわゆる前期モデルとなり、今後はより相場がこなれる傾向となる。ただ、マイナーチェンジしたとはいえ、現行モデルであることは変わりなく、後期へのエクステリアの意匠変更も比較的控えめ。相場的に100万円台前半から手に入るということを考えれば、かなりお得感のあるモデルと言えるだろう。
おすすめグレードは「ハイブリッドG」。圧倒的な燃費性能を誇るハイブリッドモデルの上級グレードだ。当然ガソリンモデルよりも割高感のあるハイブリッドモデルだが、新車時は30万円以上あった価格差も中古車ならそこまで大きな相場差はない。価格がこなれているモノを見つけたらチャンスだと思いたい。
▼トヨタ シエンタ ハイブリッドG SPECIFICATION
全長×全幅×全高:4235×1695×1675㎜
車両重量:1380㎏
ホイールベース:2750㎜
エンジン種類:直列4気筒DOHC+モーター
総排気量:1496㏄
最高出力:74ps(54kW)/4800rpm
最大トルク:11.3kgf・m(111N・m)/3600~4400rpm
JC08モード燃費:27.2km/リットル
サスペンション前:マクファーソンストラット式コイルスプリング
サスペンション後:トーションビーム式コイルスプリング
ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク
ブレーキ後:ディスク
タイヤサイズ:185/60R15
▼トヨタ シエンタ(現行モデル)
相場価格
H27~30年
129~225万円
(Mj-net調べ 2018年10月10日現在)
高年式のわりにはタマ数は豊富。ガソリンモデル、ハイブリッドモデルのタマ数の配分はほぼ同等。相場差はあるが、新車時ほどの差はない。
▼トヨタ シエンタ 変遷
H15年9月 初代「シエンタ」デビュー
H18年5月 マイナーチェンジ
H23年5月 2度目のマイナーチェンジ。専用フロントデザイン採用の「ダイス」も追加ラインナップ
H27年7月 2代目「シエンタ」デビュー
H29年8月 特別仕様車「G Cuero」を発売
H30年9月 マイナーチェンジ。エクステリアの意匠変更、および2列目シート仕様車を追加ラインナップ
INTERIOR
▲質もデザインもハイレベルのインテリア
インパネまわりのデザインの個性、クオリティともに高く、スイッチ類の操作性、メー
ター類の視認性も優れている。
ENGINE
▲ハイブリッドモデルは27.2km/Lの省燃費
ガソリンモデルでもリッター20kmオーバーの低燃費だが、やはり人気なのは27.2km/Lの
優れた経済性を持つハイブリッドモデル。
UTILITY
▲コンパクトボディながら3列目シートを装備
コンパクトなボディサイズながら3列目シートを用意しているのもシエンタの魅力。大
人数家族での使用にも対応する。
UTILITY
▲車内スペースの広さをより有効にする両側スライドドア
車内のユーティリティスペースの広さもシエンタならではの魅力。リア両側スライドドアも車内スペースをより有効なものにしている。
EXTERIOR
▲シャープかつスタイリッシュなデザイン
丸目ライトでポップな印象が強かった先代モデルに比べ、シャープかつスタイリッシュなデザインとなった現行モデル。全長はひと回り伸びたが、流れるようなワンモーションフォルムでサイドシルエットも美しさを保っている。
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