NOAH | バランスのとれた国産定番ミニバン

人気独占トヨタ3兄弟で最もニュートラルなモデル

群雄割拠のミドルサイズミニバン市場において、多くのユーザーから支持を得るトヨタ「ノア」、「ヴォクシー」、「エスクァイア」の3兄弟。この3台だけでミドルサイズミニバンの約半分のシェアを占めるほどの人気を誇っている。
その3兄弟で最も高い人気を誇るのがヴォクシーであることは間違いない。個性的なデザインかつ質感の高いエクステリアながら手頃な価格帯。エスクァイアは、やや割高な価格設定ながらもプレミアム感のある高級志向のエクステリアで差別化を計り、ワンランク上の層にも訴求をかける。
それら兄弟に比べればノアの立場はいたってニュートラルで、異なる個性で主張するヴォクシー、エスクァイアのベースとなるべく万人向けのモデルと言える。ただ、人気面を度外視して、単純に同様の条件で中古市場の相場を比較すれば、最もお買い得感のあるモデルはノアとも言える。しかも、モデルチェンジを繰り返すごとにエクステリアの個性も強調されつつあり、現行の後期モデルは大型メッキグリルを採用し、人気差も徐々に縮まっている。
おすすめグレードは「G」。様々なグレードのあるノアのラインナップの中でも、ベーシックでありながら装備が充実した上位のグレード。中古車なら新車時よりも他グレードとの価格差が少なく、選びやすい。


▼トヨタ ノア Si W×B SPECIFICATION

全長×全幅×全高:4710×1735×1825㎜

車両重量:1610㎏

ホイールベース:2850㎜

エンジン種類:水冷直列3気筒DOHC12バルブ

総排気量:1986㏄

最高出力:152ps(112kW)/6100rpm

最大トルク:19.7kgf・m(193N・m)/3800rpm

JC08モード燃費:16.0km/リットル

サスペンション前:マクファーソンストラット式コイルスプリング

サスペンション後:トーションビーム式コイルスプリング

ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク

ブレーキ後:ディスク

タイヤサイズ:205/60R16

乗車定員:7名


▼トヨタ ノア(現行モデル)
相場価格

H26~31年

149.8~285.8万円

(Mj-net調べ 2019年6月10日現在)

ハイブリッドモデルはまだタマ数が少ないが、意外にお買い得な車両もある。流通量が増えてくれば、よりお買い得な狙い目モデルとなりそう。


▼トヨタ ノア 変遷

H13年11月 タウンエースノアの後継モデルとしてデビュー

      同時に兄弟車として「ヴォクシー」がデビュー

H19年6月   2代目ノアがデビュー

H26年1月   現行モデルのノアがデビュー

H26年10月 派生モデルの兄弟車として「エスクァイア」がデビュー

H29年7月  マイナーチェンジ。内外装の意匠変更をおこなうとともにボディカラーを

       一部入れ替え



▼INTERIOR

程よい個性を主張するインパネまわり

視認性や扱いやすさに配慮しながらも、程よい個性を主張するインパネデザイン。質感もさらに向上している。


▼ENGINE

パワーと低燃費を両立したガソリンエンジン

ガソリンモデルは2.0L水冷直列3気筒DOHCエンジンを搭載。日常域での十分なパワーと優れた燃費性能を兼ね備える。


▼RUNNING

低重心ボディにより走行安定性はさらに向上

低床フラットフロアの採用により、全高を抑えた低重心に。サスペンション構造も変更し、走行安定性はさらに増した。


▼UTILITY

セカンドシートはキャプテンシートとベンチシートを用意

セカンドシートはキャプテンシートの7人乗りと、ベンチシートの8人乗りをラインナップ。車内スペースはゆったりとした快適なもの。


▼EXTERIOR


シャープかつ洗練されたボックススタイル

車両サイズを最大限に生かすボックススタイルを継承しながら、エクステリアデザインはモデルチェンジを繰り返すごとにシャープかつ洗練されたものに。後期モデルは大型メッキグリル採用でさらに個性が増している。

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