「中古車選びは、販売店選び」と言うほどに、購入すべき店を選ぶことは重要です。
実車確認をはじめ販売店を訪問する際の注意点をお教えします。
見た目だけで判断するべからず!
中古車のコンディションは一台一台すべて異なる。キチンとした見極めが明るいカーライフをもたらすのだ。
中古車を購入するにあたってイチバン気を付けなければならないのが現車の見極め。中古車は新車と違って一台一台コンディションが異なり、まったく同じ条件のクルマは2台と存在しない。程度の良いクルマもあれば、そうでないクルマもあるのだ。
その違いは店頭のプライスによってあらわれる(相場より高ければ程度は良く、低ければ悪い)のだが、それがすべてではないのも事実。高くても程度が良くなかったり、安くても程度は良かったりするものである。一見キレイに見えるクルマでも、じっくりよく見てみると意外とガタが来ていたりすることだってある。
要は目利きが必要なワケで、ここでしっかりしたチェックを行い、良いモノを買えるかどうかで、その後のカーライフは大きく変わってくると言っても過言ではない。だから店頭での現車のチェックは怠る事のできない重要な作業なのである。
チェックしておきたい項目はこのページに挙げられているとおり。ちょっと手間かもしれないけど、細かく慎重にチェックしすぎて悪いことはないので、念入りに見回してみよう。できればクルマに詳しい人と一緒に行くのがベストだ。消耗している部品などは交換してもらうように頼んでみよう。今までイイ人で通してきている人も、ここはちょっと図々しくなって、おねだり上手になったほうが良い。店員との駆け引きも大事なのだ。
現車をチェック!(三大鉄則)
鉄則その1:とにかく細かくチェック!
あとで後悔しないためにも隅々までしっかりチェック。
中古車販売店に出向いて、お目当てのクルマをチェック。でも、はじめてのことだったら、舞い上がってしまったりして、細かくチェックできなかったりするもの。
だから、まずは逸る気持ちを抑えて気持ちを落ち着かせること。そして、とにかく隅から隅までチェックしよう。チェックしすぎて損をすることはない。あとで後悔しないためにも、このチェックはとても重要なのだ。
鉄則その2:わからないことはなんでもお店に聞く!
知ったかぶりは裏目に出る。
中古車初心者なので知識が乏しいのは仕方ないこと。だったら、何でもお店のスタッフに聞けば良い。わからないことは恥ずかしいことではないので、素直にプロのアドバイスをしっかり聞こう。変に知ったかぶりをしていると、逆に損をしてしまうこともあるぞ。
鉄則その3:誰かを連れていく!
知ったかぶりは裏目に出る。
中古車とはいえ、大きな買い物には変わりはない。
だから、一人でお店に乗り込むのはちょっと心細いだろう。なので、家族、友達、彼氏(彼女)など、誰かと一緒に行くことをおすすめしたい。できればクルマに詳しい人がベスト。誰かが一緒にいるだけで心強いし、気分も断然落ち着くはずだ。
現車をチェック!(箇所別)
■エンジン ENGINE
アイドリングの安定とバッテリーの消耗もチェック。
ボンネットを開けてエンジンルームのチェックも忘れないで。
エンジンルーム内が極端に汚れていたり、オイルがにじみ出ているものは要チェック。
あと、エンジンは実際にかけて調子を見てみよう。
しっかりエンジンはかかるか、アイドリングは安定しているかをチェック!
「一発でエンジンが始動するか」「併せて白煙が出ていないか」「変な金属音がしないか」
エンジンが温まったら軽く吹かして回転数をあげて、スムーズに回転があがれば問題なし。
バッテリーも古いものでないか、上がっていないかチェックしておこう。
明らかに消耗しているバッテリーは交換してもらおう。
オイル交換に関しては納車時にキチンと交換してくれる販売店がほとんどだが、一応確認しておきたい。
■ボディ BODY
いろんな角度からじっくりエクボをチェック!
クッと見てイチバンわかりやすいのがボディの程度だろう。
中古車なので多少の小キズがあるのは仕方ないにしてもボディの下地が見えるほどのキズはキチンと直してもらえるよう頼んでみよう。
あとよく見てみると小さなエクボがあるクルマもある。小さなエクボは見る角度によって見えなかったりするのでボディを見るときはいろんな角度から見てみるコト。
ボディの色あせなども注意して見ておこう。色あせはボンネットやルーフなど水平な面に多く見られる。特にソリッドの赤色のクルマは色あせしやすいのでよく見てみよう。
あとはサビ。サビは隠れた水の溜まりやすいところによくできるのでよく見回そう。納車されてから「見逃していた~」なんてことにならないように!
■インテリア INTERIOR
室内を見ればクルマの程度がわかってくる。
クルマの程度の善し悪しは車内を見れば大体分かるという。程度の良いクルマは大体インテリアはキレイなもので、車内が極端に汚れているクルマは全体的に程度も良くないことが多いのだ。車内をなおざりにするオーナーが車外のメンテをしっかりとやるわけがないのだ。
しかも常に目にするインテリアは非常に気になる大事なトコロ。だから車内の程度はちょっと厳しくチェックしておこう。せっかく買ったのに、シートや天井にシミやタバコのコゲ痕などがあるのは気持ち良いワケがない。
チェックすべきは次のとおり。シートの破れ・変色、インパネのキズ、タバコのコゲ痕・ヤニ汚れ、室内全体の黄ばみ、異臭がしないか。またルームライトの点灯チェック、パワーウインドウ、オーディオ等の作動チェックもしっかりしておこう。
■タイヤTIRE
タイヤ山(ミゾ)と偏摩耗がないかをチェック!
タイヤ山(ミゾ)は十分に残っているかはキチンとチェックしておこう。
余命幾ばくもないタイヤで納車されても、すぐに交換しなければならない。そうなると余分な出費になってしまう。新品とはいかないまでも、山のあるタイヤに変えてもらうよう頼んでみよう。
あと、偏摩耗(タイヤ面の片方だけが著しく摩耗している状態)していないかもチェックしておこう。偏摩耗が著しい場合はアライメントなど、足廻りに何らかの不具合がある可能性アリだ。
■保証内容も要チェック
クルマを維持していく上で保証はとても重要な要素。
自動車メーカーのディーラー系販売店や一部中古車専売店では中古車に対してもメーカー保証とは別に独自の保証を設定してある場合が多い。
現車チェックと一緒に必ず確かめておこう!
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