お手軽サイズでも幅広いライフスタイルにマッチ
H28年にデビ ューし、今年で6年目を迎えた2BOXトールワゴン、トヨタ「ルーミー」。一 昨年には新車販売台数第2位に輝くなど、その人気は今も衰える気配はない。近年、ルーミーの売れ行きが急増している理由は、姉妹車の「タンク」が一昨年に生産終了した影響もあるだろうが、やはり時代のニーズにぴったりハマるクルマそのものの魅力が一番の要因と言うべきだろう。
コンセプトは〝Living〞と〝Driving〞を掛け合わせた「1LD-CAR(ワン・エル・ディー・カー)」。手頃な価格と手軽なサイズであることに加え、子育てファミリー世代をはじめとした幅広い層のライフスタイルにマッチする個性こそルーミー最大の強みと言える。乗降しやすい電動開閉可能な両側パワースライドドアの採用や、最小回転半径4・6mという取り回しの良いコンパクトなサイズを維持しつつ、前後乗員間距離を最大1105㎜確保することで広々とした後席まわりのスペースを確保している。加えて、前後のウォークスルー、240㎜の前後スライドが可能でリクライニング角度を最大70度まで倒せる後席、および後席を前に倒すと荷室の床がフラットになるダイブイン機構の採用など、ミニバンの持つ魅力をコンパクトカーにギュッと凝縮しているのが特徴だ。
さらに予防安全機能であるスマートアシストが全グレードに標準装備。安全性も充実して いる。
▼トヨタ ルーミー カスタムG SPECIFICATION
全長×全幅×全高:3725×1670×1735㎜
車両重量:1080㎏
ホイールベース:2490㎜
エンジン種類:直列3気筒DOHC
総排気量:996㏄
最高出力:69ps(51kW)/6000rpm
最大トルク:9.4kgf・m(92N・m)/4400rpm
JC08モード燃費:24.6km/L
サスペンション前:マクファーソンストラット式コイルスプリング
サスペンション後:トーションビーム式コイルスプリング
ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク
ブレーキ後:ドラム(リーディングトレーディング)
タイヤサイズ:165/65R14
乗車定員:5名
▼トヨタ ルーミー(現行モデル)
相場価格
H29~R4年
69.8~189.9万円
(Mj-net調べ 2022年3月13日現在)
タマ数は充実しており、人気グレードの「カスタムG」、「カスタムG-T」も豊富。どのグレードを選択しても予防安全機能スマートアシスト付きなのは嬉しいポイント。
▼トヨタ ルーミー 変遷
H28年11月 トヨタ・ルーミーがデビュー。姉妹車タンクも同時デビュー
H30年11月 一部改良。グレード体系の一部変更およびボディカラーの
一部入れ替えがおこなわれた。
特別仕様車「G Cozy Edition」が発売される
R2年9月 マイナーチェンジ。フロントデザインが変更。
「X」、「G」、「G-T」のフロントグリルが台形に。
スマートアシストが改良された
▼INTERIOR
堅実なインパネデザイン使いやすさGOOD
オーソドックスなデザインながら、スイッチ類の配置および操作性が良く、随所に小物入れを設けて使い勝手の良さ◎。
▼ENGINE
24.6km/Lという低燃費軽量ボディで走りも軽快
最大出力69馬力も軽量ボディで走りは軽快。24.6km/Lという燃費性能で優れた経済性も発揮する。
▼UTILITY
シートアレンジ豊富で状況に応じて各種対応可能
状況に応じてシートアレンジを加えることで使い勝手はさらに向上。後席をダイブインさせればフラットな広いラゲッジが。
▼UTILITY
後席スライド幅広く乗員にゆとりある空間を提供
後席の前後スライド幅は240mm。前席、後席ともにゆとりある空間を確保している。前後移動のウォークスルーにも対応する。
▼EXTERIOR
カスタム系はメッキ多用でより強い個性演出
扱いやすいコンパクトなボディサイズの中でも豊な個性を演出。フロントマスクはスタンダードグレードとカスタムグレードでデザインが大きく異なる。カスタム系は大開口のフロントグリルに大胆にメッキをあしらうなど、より強い個性を演出している。
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