DEMIO|小柄なボディから溢れ出る存在感

扱いやすくて経済的 しかもルックスも躍動的

 デミオは1996年から2019年までマツダが製造・販売していたコンパクトカーで、2019年9月から車名を変更し、現在は「MAZDA2」として販売。1996年の初代デビュー以来、使いやすさと運転のしやすさにこだわってきたモデルだ。

 今回取材した4代目デミオのエクステリアはマツダのデザインテーマ「魂動 -Soul of Motion」をコンパクトカーに合わせて再構築したモノ。小さなボディサイズの中にも躍動感溢れるエモーショナルなスタイリングで魅せる。

 ボディサイズは先代モデルに対し、全長が160㎜延長され4060㎜に。ホイールベースが80㎜延長され2570㎜とそれぞれ拡大している。また、全高は2WD車が25㎜、4WD車が50㎜高くなり、それぞれ1500㎜/1525㎜となったが、全幅は3代目と同寸の1695㎜。サイズの拡大を図りながらも初心者ドライバーにも運転しやすいサイズ感に留めている。

 デビュー翌月にはディーゼルターボ「SKYACTIVーD 1・5」を搭載。2・5Lガソリンエンジン車に匹敵する最大トルク250N・m(MT車の最大トルクは220N・m)の高トルクを発揮し、コンパクトカーでありながら力強い走りを体感。言うまでもなく燃費性能にも優れ、軽油燃料の割安感も相まった経済性の高さで人気を博している。


▼マツダ デミオ XD SPECIFICATION

全長×全幅×全高:4060×1695×1525㎜

車両重量:1130㎏

ホイールベース:2570㎜

エンジン種類:水冷直列4気筒DOHC16バルブターボ (ディーゼル)

総排気量:1498㏄

最高出力:105ps(77kW)/4000rpm

最大トルク:25.5kg・m(250N・m)/1500~2500rpm

JC08モード燃費:26.4km/L

サスペンション前:マクファーソンストラット式

サスペンション後:トーションビーム式

ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク

ブレーキ後:ドラム(リーディングトレーディング)

タイヤサイズ:185/65R15 88S

乗車定員:5名


▼マツダ デミオ(生産終了モデル)

相場価格

H26~R1年

59~155.1万円

(Mj-net調べ 2022年5月10日現在)

ガソリンとディーゼルでは、新車当時に数十万円の価格差があったが、中古車では同じような条件で比較するとそこまでの差はない。


▼マツダ デミオ 変遷

H8年8月     初代デミオがデビュー

H14年8月      2代目にフルモデルチェンジ

H19年7月      3代目にフルモデルチェンジ

H26年9月   4代目にフルモデルチェンジ
                     魂動デザインを用い、エモーショナルなスタイルに

H26年10月  日本カーオブザイヤーを受賞

H27年4月    特別仕様車「Mid Century」、「Urban Stylish Mode」を発売

R1年7月      車名を日本国外向けの「MAZDA2」へ変更。内外装の意匠変更もおこなう


▼INTERIOR

デザイン、質感ともに優れたインテリア

お手軽な価格帯のコンパクトカーでありながらデザイン、質感ともに優れたインテリア。モノトーンでシックにまとめている。


▼ENGINE

経済性に優れたディーゼルターボユニット

根幹ユニットは「SKYACTIV-D 1.5」1.5Lディーゼルターボ。優れた燃費性能を誇ることに加え、軽油燃料で経済性はさらに向上。


▼UTILITY

コンパクトカーとして十分なラゲッジ容量を確保

ラゲッジスペースは280Lとコンパクトカーとしては十分な容量を確保。大きめのスーツケースも積め、実用性も問題なしだ。


▼RUNNING

ディーゼルならではのトルクフルな力強い走り

「XD」グレードはディーゼルならではのトルクフルな力強い走りが魅力。旋回性能も高く、機敏で爽快な走りを楽しむことができる。


▼EXTERIOR

“魂動デザイン”のエモーショナルなスタイル

マツダ特有のデザインテーマ「魂動-Soul of Motion」を取り入れたエクステリアはコンパクトカーながら躍動的なスタイリングで存在感たっぷり。ボディサイズは先代モデルから若干サイズアップもコンパクトカーならではの取り回しの良さは保っている。

Mjニュース

四国の中古車情報「Mj(エムジェー)」の公式記事ページです。

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