ファミリー層にも人気のコンパクトクロスオーバー
R1年11月に小型クロスオーバーSUVとして発売開始したダイハツ・ロッキー。車名はH2年から約7年間販売されたライトクロカン“ロッキー”を引継ぎ、北アメリカ大陸にあるロッキー山脈に由来している。
そんな新生ロッキーは空前のSUVブームの中、お手頃なサイズと価格でファミリー層にも高い人気を博している。予防安全機能「スマートアシスト」や、運転サポート機能「スマートアシストプラス」で構成された「次世代スマートアシスト」を搭載するなど、安全性能も申し分ない。
ダイハツのDNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)と名付けられた新世代プラットフォームは、まずタントで採用されたが、軽自動車専用ではなくA・Bセグメントとも共有できるように開発されたもの。その第二弾商品がBセグメントSUVのロッキーであり、トヨタにもライズとして供給されて瞬く間に大ヒットとなった。
“ミニRAV4”と評される逞しいエクステリアは、大きな存在感を誇り、背高なことによる室内の広さや余裕のある荷室などファミリーカーとしても過不足ない。ラゲッジルームは通常時容量は369L。底面の板を取ると荷室容量は449L(2WDガソリン車の場合)となり、背の高い荷物も積載可能。さらに6対4分割可倒式シートを倒せば、長尺物が積め、利便性の高さも光っている。
▼ダイハツ・ロッキー G SPECIFICATION
全長×全幅×全高:3995×1695×1620㎜
車両重量:980㎏
ホイールベース:2525㎜
エンジン種類:水冷直列3気筒DOHC12バルブICターボ
総排気量:996㏄
最高出力:98ps(72kW)/6000rpm
最大トルク:14.3kgf・m(140N・m)/2400~4000rpm
WLTCモード燃費:18.6km/L
JC08モード燃費:22.8km/L
サスペンション前:マクファーソン・ストラット式コイルスプリング
サスペンション後:トーションビーム式コイルスプリング
ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク
ブレーキ後:ドラム(リーディングトレーディング)
タイヤサイズ:195/60R17
乗車定員:5名
▼ダイハツ ロッキー(現行モデル)
相場価格
R1~R4年
143~267万円
(Mj-net調べ 2022年6月10日現在)
ガソリン車であれば2WD、4WDを選択できる。エクステリアの印象がワンランク上がるGグレードは人気があり、タマ数も豊富。
▼ダイハツ・ロッキー 変遷
H2年6月 初代ロッキーデビュー
R1年11月 2代目ロッキーデビュー
トヨタとの共同開発で、トヨタからは「ライズ」として発売
R2年6月 「Premium」にモノトーン色が追加設定された
R3年3月 マレーシアの現地合弁会社プロドゥアが、
ロッキーベースのアティバ(Ativa)を 発売
R3年11月 一部改良し、ハイブリッドモデルを追加
▼INTERIOR
スポーティな印象のデザイン性に優れたインパネ
スイッチ類はシンプルにまとめながらも、優れたデザイン性を発揮するインパネまわり。スポーティな印象も植え付けている。
▼ENGINE
1.5L以下の小型SUVで優れた低燃費を実現
1.5L以下の小型SUV(ガソリン車)では優れた低燃費となるWLTCモードで18.6km/L、JC08モードで23.4km/Lを実現する。
▼UTILITY
小型SUVながら広いラゲッジスペースも自慢
広いラゲッジも魅力のひとつだ。最大積載容量は407L。デッキボードでスペースを上段と下段に仕切ることができる。
▼RUNNING
小気味の良い走り。SUVながら柔らかな乗り味
パワフルな走りとはいかないまでも、取り回しの良いボディサイズで小気味の良い走りが魅力。SUVながら柔らかな乗り味なのも特徴。
▼EXTERIOR
張り出したフェンダーでSUVらしさを強調
安心を感じさせる厚みのあるロアボディと、薄く軽快なキャビンを支える張り出したフェンダー&大径タイヤで、SUVらしさを強調。ボディはコンパクトだが、力強さを感じさせ、大きな存在感を見せる。姉妹車トヨタ・ライズとはフロントまわりの個性が大きく異なる。
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