強気の中古相場もオプション充実なのは魅力
20年ぶりのフルモデルチェンジから早2年、現行型スズキ・ジムニーは新車においても、いまだ人気が衰える気配はない。今般のコロナ渦の影響も重なり、新車の納期がさらに遅れるという情報さえある中、中古車市場には徐々にではあるが、届出済未使用車が市場に出始めている。
相場で言えば中古車としては強気の価格設定ではあるものの、オプション装備の充実度と納期を待たずして手に入るできるメリットを考えれば、決して高くはないだろう。また、多種多様なコンプリートカーも続出。気に入るものを見つけられれば、手っ取り早くオンリーワンの1台をゲットできるのも嬉しいところだ。
また、このモデルのジムニーは女性にも大人気だ。タフなオフロードモデルながら扱いやすいボディサイズでエクステリアデザインも女子ウケする。これまでになかったキネティックイエロー、シフォンアイボリーなどのボディカラーや、丸目のヘッドライトの可愛らしさも女性の心を掴んでいるようだ。
コロナ禍での外出自粛などにより外で過ごす機会が減った分、今年の夏はアウトドアへの気運も高まっている。恋人や友人とのアウトドア利用としての選択か、ファミリーユースのセカンドカーにレジャー要素を取り入れるという選択か。いずれにしても幅広いユーザー層からのニーズを獲得していることは間違いない。
▼スズキ ジムニー XC SPECIFICATION
全長×全幅×全高:3395×1475×1725㎜
車両重量:1040㎏
ホイールベース:2250㎜
エンジン種類:水冷直列3気筒DOHC12バルブICターボ
総排気量:658㏄
最高出力:64ps(47kW)/6000rpm
最大トルク:9.8kgf・m(96N・m)/3500rpm
WLTCモード燃費:13.2km/リットル
サスペンション前:3リンクリジッドアクスル式コイルスプリング
サスペンション後:3リンクリジッドアクスル式コイルスプリング
ブレーキ前:ディスク
ブレーキ後:ドラム(リーディングトレーディング)
タイヤサイズ:175/80R16 91S
乗車定員:4名
▼スズキ ジムニー(現行モデル)
相場価格
H30~R2年
200.8~270万円
(Mj-net調べ 2020年6月3日現在)
現在、中古車市場に出回っている現行型ジムニーの多くは未使用車、もしくは多数オプション装着車、カスタムを施したコンプリートカー。ゆえに相場は新車価格を超える。
▼スズキ ジムニー 変遷
S45年4月 軽自動車初の本格四輪駆動オフロード車として初代ジムニーデビュー
S56年5月 2代目ジムニーデビュー
H10年10月 3代目ジムニーデビュー
H30年7月 現行型ジムニーがデビュー
H30年10月 スズキ車としては初となるグッドデザイン金賞を受賞
H31年4月 日本車として初めて世界カーオブザイヤーワールドアーバンカー賞を受賞
▼INTERIOR
本格オフロード4WDらしいタフなデザイン
先代モデルより質感が向上したインテリア。本格オフロード車らしい武骨なデザインもユーザーに好評。
▼ENGINE
専用チューニングを施したターボエンジンを搭載
ジムニー史上初の専用チューニングが施されたR06A型ターボエンジンを搭載。4WD機構は機械式の副変速機付きに。
▼UTILITY
リアシートを倒せば352Lのラゲージスペースが
リアシートを倒せば352Lの大容量ラゲッジスペースが確保できる。フラットエリアが広く、隅まで無駄なく活用できる。
▼RUNNING
全車に4WDを備えオフロード性能も魅力
市街地はもちろん、全車にパートタイム4WDを備え、優れたオフロードの走破性を発揮。まさにキングオブ軽4WDと呼ぶべき走りだ。
▼EXTERIOR
スクエアで質実剛健なオフロード感演出
エクステリアデザインは、やや丸みを帯びていた先代から大きく変貌。2代目ジムニーのような角ばったスクエアフォルムで、質実剛健なオフロード四駆を想起させる。印象的な5スロットグリルもさらにオフロード感を演出する。
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