コンパクトSUV戦国時代に旬を迎えつつあるCXー3
トヨタCーHR、ホンダ・ ヴェゼル、去年11月には新型車として注目を浴びたトヨタ・ライズ、ダイハツ・ロッキーが発売され、さらに今年6月には日産キックスがデビューしたばかり。各メーカーが続々とコンパクトSUVを市場に投入し、戦国時代のごとく群雄割拠の状態となっている。
そんな中、中古市場で注目したいコンパクトSUVがマツダCXー3だ。CXー3のデビューはH27年と比較的早く、同メーカーのコンパクトカー・デミオをベースに設計された。当初はデ ィーゼルモデルのみのラインナップで、低燃費かつ力強い走りをウリにしていたが、その後ガソリンモデルも追加。今年5月には1・5リッターガソリン車を設定し、200万円を切るリーズナブルさも魅力としている。
マツダは昨年、同じくコンパクトSUVのCXー30をデビューさせ、新車でのセールスも好調だ。しかし、プレミアム感を打ち出したCXー30との住み分けはできており、CXー3はより手軽なコンパクトSUVとして人気を獲得している。
マツダCXシリーズは中古市場においても高い人気を誇り、大きな相場下落がないまま出回 っていたが、数々のライバル車の登場や、デビューから6年目のモデルということもあり、ようやく相場価格もこなれてきた。すなわち、中古車としての旬の時期を迎えようとしているわけだ。
▼マツダ CX-3 15X SPECIFICATION
全長×全幅×全高:4275×1765×1550㎜
車両重量:1210㎏
ホイールベース:2570㎜
エンジン種類:水冷直列4気筒DOHC16バルブ
総排気量:1496㏄
最高出力:111ps(82kW)/6000rpm
最大トルク:14.7kgf・m(144N・m)/4000rpm
WLTCモード燃費:16.0~17.0km/L
サスペンション前:マクファーソンストラット式
サスペンション後:トーションビーム式
ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク
ブレーキ後:ディスク
タイヤサイズ:215/60R16 95V
乗車定員:5名
▼マツダ CX-3(現行モデル)
相場価格
H27~R2年
112~285万円
(Mj-net調べ 2020年7月1日現在)
価格相場はまちまちだが、基本装備が充実している分、ベースグレードモデルでも満足度は高いはず。ディーゼルモデル「XD」が多くを占めている。
▼マツダCX-3 変遷
H27年2月 マツダCX-3デビュー
H28年5月 新・安全性能総合評価 ファイブスター賞を受賞
H28年10月 商品改良および特別仕様車 「XD Noble Brown」を設定
H29年6月 一部改良およびガソリン車を追加
H30年5月 大幅改良および特別仕様車「Exclusive Mods」を設定
R2年4月 「100周年特別記念車」発表
R2年5月 直列4気筒1.5Lガソリンエンジン「SKYACTIV-G 1.5」搭載車を新設定
▼INTERIOR
スタイリッシュさが光るインテリアデザイン
エクステリア同様、インテリアデザインもスタイリッシュさが光る。ブラック基調でまとめ、スポーティさを強調。
▼ENGINE
ディーゼルモデルに加え、2種類のガソリンモデルも
ディーゼルユニットのイメージが強いが、H29年からは2.0Lガソリンモデルも追加。今年6月には1.5Lガソリンモデルも加わった。
▼UTILITY
十分に実用性のあるラゲッジスペース
フル乗車時でも350Lの積載容量を確保するラゲッジスペース。荷室床面には高さを調整できるフレキシブルボードを採用。
▼RUNNING
トルクフルなディーゼル、レスポンスのガソリンモデル
ディーゼルモデルはやはりトルクフルな力強さが魅力。ガソリンモデルはレスポンス重視で機敏さが優れている。
▼EXTERIOR
躍動感と存在感のあるエクステリアデザイン
コンパクトなボディながら、マツダ共通のデザインテーマ「魂動(こどう)」が表現された躍動感のあるエクステリアは存在感抜群。洗練されたボディラインも魅力的。ホイールアーチにサイドクラディングモールをあしらい、より存在感が増している。
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