　H25年12月にデビューしたホンダ・ヴェゼルも、もうすぐ7年を迎える。来年春にはフルモデルチェンジする予定だが、すでに現行タイプはモデル末期にあるものの、その人気の高さゆえに中古車市場での相場価格はいまだ高値を維持傾向にある。

　しかし、新型モデルがデビューすれば前期モデルはもとより、後期モデルの相場にもポジティブな影響が出てくることが想像できる。相場がこなれてくれば、豊富なグレードの中で、ハイブリッド、RSなどの人気のハイグレードモデルも予算の射程圏内に入ってくるに違いない。

　R１年、国内SUV販売台数ナンバーワンとなったヴェゼル。それゆえ、現在の中古車市場には数多くのタマが存在するが、グレード選択するうえで、安全運転支援システム「ホンダセンシング」の搭載有無は最低限気にしておいていいだろう。

　性能面、使い勝手でもヴェゼルは言うことナシだ。5人乗車時でも、大容量ラゲッジスペースを確保するだけでなく、特徴的なのが開口部を低く設計されているため、重いモノでも高く持ち上げる必要がなく、女性にも優しい設計構造だということ。老若男女に支持されている理由はこういう部分にも表れている。もちろんタウンユースだけでなく、アウトドアでも使えるオールラウンダーっぷりも大きな魅力である。

2020.10